事業を始めてから10年ほどは、他に業者があまり存在しなかった。ところが、2005~2007年頃から新しい会社が続々と登場し、状況が変わったという。
「新しい会社が出てきて、業界が花開きました。ただし、そうした中の一部で、極端に高い料金を取ったりという会社も現れるようになり、データ復旧業界に灰色のイメージも出てきました。」(本田氏)
(中略)
DRAJには、悪質な事例について、消費者センターや消費者本人から相談が集まってくる。それらは、特定の数社に集中しているという。その中からいくつか紹介してもらった。
まず、亡くなった母親のiPhoneの電源が入らないので業者に依頼したところ、70万円請求されたケースは、消費者センターから金額の妥当性の問い合わせが来た。これはDRAJから見ると不当に高いという。
また、故障したビデオカメラを業者に送って仮見積りしてもらったところ、80万円と言われ、話しているうちに15~20万に下がったというケースもある。相談者は不審に思ってキャンセルしたという。
子どもが生まれてからの写真全てが入ったハードディスクが壊れた人のケースでは、無償診断ということでハードディスクを送付したところ、有償診断が必要と言われたという。その診断料が120万円、やがて49万円になった。しかし、復旧されたのはゴミファイルだけで、目的の写真が1枚もなく、さらに49万円を払わないとハードディスクを返せないと言われたという。
「DRAJ会員はほぼ成功報酬です。例外として、調査だけで1~数カ月かかるような超大規模なものは調査料金をいただきますが。基本的には、データが出ないとお金はもらわないことにしています。」(本田氏)
クソ高いサイトってやっぱコレなのかなと。DRAJってとこなら大丈夫ぽそう
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