SNSの肝は「ユーザーに何を求めさせるのか」を最適化すること

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一見、情報量がつまり過ぎているUIは欠点に感じるでしょう。しかし、AminoのターゲットユーザーであるZ世代にしか理解できないニッチなコンテンツが所狭しと並んでいる見せ方の方がウケがよく、高齢ユーザーが寄り付かない予防線にもなっていると感じます。

FacebookやTwitter、SnapchatのようなSNSは、あくまでも個人間を繋ぐことを想定したサービスです。こうした個人間ネットワークが膨らむことで巨大なコミュニティへと成長しました。一方、Aminoはユーザー同士の繋がりを促進させるのではなく、興味や趣味に沿った切り口からコミュニティ数を増加させています。この成長戦略を本記事ではインタレスト・コミュニティと呼びます。

Aminoのインタレスト・コミュニティ戦略は、ランジェリーブランドFeastを運営するハヤカワ五味さんがYouTubeの動画で発言されていた「検索できない時代」というトレンドにぴったりと当てはまります。

モノが増えすぎてコンテンツ単位では検索が難しくなってしまった時代では、人の単位で検索する時代になっていると仰っています。自分の興味や趣味に合ったインフルエンサーをフォローして、彼らがまとめてくれる情報を消費するという考え方です。

一方、ハヤカワさんは人の単位で検索するリスクも指摘されています。人の単位になってしまうと属人的要素に縛られるデメリットが発生します。たとえば、サロンのように個人が運営するコミュニティでは、運営者の考えや興味が移り変わってしまえば運営が滞ってしまいます。誰か主要なメンバーが一人でも欠ければ成立しないコミュニティは長く生き残ることができません。しかし、価値観や哲学に共感して集まったコミュニティは、主要メンバーが一人欠けたとしても人に依存しないことから高い持続性を持つと仰っています。

Aminoはまさにこうした持続性を意識したコミュニティ戦略を採用しています。人の単位で検索するのではなく、コミュニティの単位で検索する導線を採用していることから、たとえ運営者の興味が変わり、コンテンツ投稿をしなくなくなっても形さえ残しておけばコミュニティ全体の熱量に影響はあまりありません。

人をフォローするSNS、ジャンルをフォローするSNS


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