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指紋認証式電子ロック錠を次々とハッキング。問われるドアロック製品の品質 - 中華IT最新事情
最近、売れているのが、ドアの電子ロック錠だ。従来の鍵を回して開ける方式ではなく、暗証番号や指紋認証で開けられる。また、顔認証の電子ロック錠も販売されている。(中略)
ところが、5月末に浙江省永康市で開催された「2018第9回中国国際ドア業界博覧会」で、業界人と電子ロック錠の利用者を震撼させる出来事が起こった。多数の電子ロック錠業者が自社製品を展示する会場に、王と名乗る一人の女性が現れた。彼女は、展示している業者に向かって「あなたの電子ロック錠を、3秒で開けることができます」と宣言して、バッグの中から小さな黒い箱を取り出して、言葉通りに3秒で開けてしまった。彼女の“被害”にあったのは8社だった。
彼女が使ったのは、通称「スモールブラックボックス」と呼ばれている装置で、そこから飛び出た針金のようなものを電子ロック錠のセンサー部分にあて、スイッチを入れると3秒で電子ロック錠が解除されてしまうのだ。(中略)
原理は簡単。高圧電流を飛ばすだけ
スモールブラックボックスの正体は単純で、変圧器を改造し、針金の先から高圧の電磁波が発射される仕組みになっている。これが電子ロック錠を誤作動させる。
このブラックボックスは、「電子ロック錠安全性試験装置」として、タオバオなどのECサイトで数百元で発売されているという。
北京青年報の記者は、タオバオを始めとするECサイトを検索してみたが、すでに出品停止になっているようで、見つけることはできなかった。
そういうこともあるのね
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